Q. アイキャルに入社をした経緯を教えてください
高校卒業後、アパレルの専門学校を卒業し、アパレルで3年程仕事をしていました。退職までに副店長になり、仕入れや売上管理、新人教育などを行いました。初めは成績があまり良くない店舗でしたが、全国で3位になるなど営業成績をしっかり残せたこともあり、仕事の全容が見えてきて、自分には他に可能性があるのではと感じていました。また、女性として出産育児など将来のことを考えた時に、シフト制で急に子供が体調不良になっても休めず、時短勤務も難しく、ここで働き続ける未来が見えなかったため、転職することにしました。
転職先は、販売で培った営業スキルを試したかったため、営業職で探していました。アパレル以外の知識が全くないという状況の中、アイキャルは未経験でも良いなど、経歴の成約が無く、IT業界という畑違いの業界でしたが何かのきっかけになると思い、やってみようと決めました。私が入社した際は、企画と営業の募集をしており、営業事務として就職しました。
入社後は、会社から現場に行ってみないかと話があり、面接を受けてみたところそのまま決まり、現在はSEの仕事をメインに働いています。
Q. 今従事している仕事内容は?
今は出産のため休暇を取得中なのですが、今年の1月末までは、設計や仕様調整、評価、保守、運用等の仕事をメインに行っていました。入社して初めに受けた現場の方に気に入っていただき、初めは4か月位の契約でしたが、そのままずっとその現場で働いていました。
最初の4か月位は病院の精算機システムの評価をしました。次に1年位、行政機関の売上管理システムのプロジェクトで、お客様とやり取りをして要求仕様を設計書等の資料にまとめる等の仕事をしました。その後、約6年間、無人決済端末のミドルウェアを開発するプロジェクトをメインに携わっていました。そのプロジェクトでも設計や仕様調整などSEの仕事が中心でした。現場の会社は、ハードウェアもソフトウェアも作る会社のため、お客様からの仕様をまとめ設計書等を作成し、ハードウェアを作る部門とソフトウェアを作る部門と仕様調整を行い、合意を取るのが大変な仕事です。お客様から要求を頂いた仕様で、社内で何度も調整し合意を取ったのに、お客様からまた別の要求を頂いた際は、辛い仕事だなと感じることもありました。良いものを作りたいという気持ちは皆同じなので、仕様変更なども良くあり、部門間で調整する立場のわたしは怒られる事もありました。けれど、同じチームで働く現場のメンバーは優しい方が多く、上司や他のメンバーには助けられました。
ずっと同じ現場でしたが、他の現場ではなかなか経験できない面白い仕事が出来たので、良かったと思っています。
Q. 仕事のやりがいは何ですか?
部門間等の調整業務が多かったため、ハードウェアの不具合や、お客様からの難しい要望があった時に、なんとか調整して皆が納得できる案を出せた時は、達成感を感じました。また、お客様からこんな機能を追加してほしい等の要望をまとめ、社内で調整し、スケジュール内でお客様に納得いただけるシステムが出来た時は嬉しかったです。
また、無人決済端末のミドルウェア開発では、特に色々な調整が大変でした。決済端末には、現金を数えるセンサー等の機械と、クレジットカード決済や電子マネー決済を行うセンターと通信する機械と、お客様が操作するモニターと、レシートを印刷する機械等が付いています。各クレジットカードや各電子マネーには、決済時にそれぞれ決まった音を出さなければならないことや、決まった書式でレシートを印刷しなければならないこと等の仕様があり、それぞれの分厚い仕様書を読んで設計書にまとめるのが大変でした。さらに、作ったシステムは、各クレジットカード会社や各電子マネー会社に行ってテストしなければなりませんでした。また、別の会社が作っているモニター側で実装しなければならない仕様もあり、それもまたその会社と調整して実装してもらう必要がありました。色々な所と連絡を取り合っているうちに、自分が今何をやっているのか分からなくなることもありました(笑)。
この現場での仕事から、ものごとは上手くいかないことが良くあると分かったことが経験になりました。すべてが計画したスケジュール通りにいくわけではないので、予めバッファを設けたスケジュールにしておくことが大切だと思います。また、何か結果を出す必要があるときは、事前にしっかり準備をしておくことや、関わる人達に事前に根回しをしておくとスムーズに話が進むなどのスキルが身に付きました。
入社時の自分にアドバイスするとしたら、なるべく色んな人の意見を聞くようにすると良いと思います。お客様や、ハードウェア部門、ソフトウェア部門、協力会社それぞれから見て、自分の判断が正しいのかを考えることが大切です。まずは自分の判断が正しいと思わず、色んな人の意見を素直に聞いた上で仕様を調整した方が、後々スムーズにいくと思います。
Q. ワークライフバランスはとれていますか?
産休前の引継ぎでここ1年位は、ほとんど残業はありませんでした。それ以前では、現場が水,金曜日に残業をしてはいけない決まりがあったため、月,火,木曜日に3時間ずつ残業して月40時間無い位で残業することはありました。休日出勤もありましたが、そういった場合は必ず代休を取らせてもらっていました。
有休については取りたい時にはとれていました。また、アイキャルとしては出勤日でも、現場の工場都合で1週間休みになる時期や、ハードウェア部門が作っている期間にソフトウェア部門が暇になる時期があるため、そういった時は有休を使って長めの休みを取っていました。お休みの日は、平日にしか出来ない手続きや病院の健診、旅行などをして過ごしていました。旅行が好きで、国内旅行は年5回程行きました。新型コロナウイルスや世界情勢の問題があり最近は行けていませんでしたが、育児や世界情勢が落ち着いたら、海外旅行にも行きたいです。
Q. 今後の目標は?
産休育休後は、営業として復帰したいと考えています。
営業では、社員が同じ現場で長く働けるようにすることや、社員の契約単価を上げること、契約したことが無い会社の新規開拓、社員がアイキャルで長く働けるようにする環境作り等に貢献していきたいです。
一時的に入ってほしいという現場もあると思いますが、出来るだけ長く働いて現場でコミュニケーションをとる機会を作った方が、スキル面で社員本人のためになると思いますし、同じ現場で長い方が単価も上げやすく、アイキャルのためにもなると思います。そのため、長く働けるように営業したいです。単価については、実際に現場の上司に対して「アイキャルの単価上げてください」等の交渉をしたことがありました。お客様と関係を築くのはもちろん大切ですが、言うべきことは言えることも大切だと思います。
また、自分は現場に出ていた経験があるため、現場目線で社員一人一人にあった対応を行って、アイキャルで長く働けるサポートをしていけたらいいなと思います。今は若手が増えているので、中堅と言われる世代になるまで長く働いてもらい、高い単価になるまで続けてもらえるような環境作りにも貢献したいです。IT人材を派遣する会社はアイキャル以外にも多くあり、中には他の会社に行ってしまう人もいますが、その中でもアイキャルを選んでもらえるようにしたいです。例えば、現場の仕事が合わずにストレスを抱えてしまう人もいると思いますが、そういった人に対して営業として出来るサポートをしていきたいです。
現場に出ると1プレーヤーとしてしか戦えないですが、最終的には営業として数字で会社に貢献できる人になれるといいなと思います。
Q. アイキャルはどんな会社ですか?
ゆるい感じの雰囲気が良いなと思います。現場によってはピリピリした場所もあると思いますが、アイキャルはアットホームで穏やかな空気が流れている感じがします。
イベントには、現場が忙しい時や予定が無い時は、基本的に参加するようにしています。現場に出ていると他の社員と話す機会が無いですが、現場がきつくても会社に戻ると話せる人がいると思うと安心感があります。イベントに参加すると、気晴らしになります。
また、アイキャルに所属しているという帰属意識がどのくらいあるのかというのは、気になっています。どうしても現場にいる時間の方が長くなるため、現場に行っている人が帰りやすい環境を作れると良いのかなと思います。現状も色々なイベントを開催する等、会社として良くやって下さっているので、改善が難しい点ではあります。
Q. 最後に、求職者へメッセージをお願いします。
私のように、産休育休を取って続けることも出来ますし、未経験でもプログラマーではなくても続けられる会社だと思います。自分がやりたいことがあれば、営業の方に言えば、それに合った現場を探してくれます。
また、未経験の方でも研修をしっかり行ってから現場に行けるので、心配せずに入社出来ると思います。現場に行ってからも、サポートしてくれる先輩や営業担当がいますし、会社のイベントで話を聞いてくれる優しい先輩もいるので、ぜひ入社を検討してみてください。